8月の夏休み中に読み終わった本を紹介します!
いろいろ読んだ中でこちらでは、3~4年生向けの本を取り上げてます。
ぜひ最後までご覧ください。
ちょとだけ自己紹介。
小学校で学校司書をしているアーサーです。
普段は学校図書館に来る子どもたちに色々な本をおすすめしています。
★学校司書ってなに?と思った方はこちらをお読みください。
『こうもり』
作 アヤ井アキコ 監修 福井大 出版社 偕成社
空を飛ぶ唯一のほ乳類であるコウモリ。その生態が書かれた絵本です。
やわらかなタッチとやさしい言葉使いで読みやすいです。
吸血鬼のお供だったり怖い場面で登場したり、不気味なイメージを持つこうもり。
でもこの絵本のタッチは柔らかく不気味なイメージはなくかわいい。
実際、血を吸うこうもりは3種類しかいなくて普段身近にいるこうもりは虫を食べて生きてます。
知っているようで知らないことがたくさん出てきて発見の多い本でした。
読んだ後には夕暮れで飛んでいるこうもりを見かけると
今日も頑張ってる彼らをなんだか応援したくなりました。
おすすめは3年生。
でも2年生からでも楽しめる科学絵本です。
『消えた図書室』
作 西村 友里 絵 大庭 賢哉 出版社 学研プラス
「消えた~」シリーズ3作目。
主人公、優人のひいおばあちゃんがポツンと「図書室、消えちゃったのね」と一言。
手術を控え気落ちしているひいおばあちゃんのため優人と友達で図書室を探します。
といっても図書室は学校の中にあります。改装中だから勘違いをしたと思ったらそれも違うよう。
ひいおばあちゃんの「消えた」とはいったいなんなのか?
単なる消えた図書室を子どもたちが探し出す謎解きでは終わりません。
ひいおばあちゃんが利用していた戦後の時代に繋がっていて
歴史的な事柄にも触れているのがよかったです。
わりと字が大きめでテンポよく話も進むので読みやすい本です。
3年生からおすすめの
読み物です。
『サバンナで野生動物を守る』
著 沢田 俊子 出版社 講談社
南アフリカ共和国のサバンナで働く太田ゆかさん。
彼女はそこで日本人女性ただ1人の政府公認ガイドをしています。
ツアーガイドのなり方や仕事の様子の他に密猟についても触れています。
動物園とは違いサバンナで自由に生活をしている動物たちのツアーガイドをしているゆかさん。
動物への知識だけでなく動物から自分の身を守るサバイバル技術
密猟者から自分の身を守る厳しい訓練が必要なため誰でもなれるわけではありません。
だからこそそこを乗り越えていったゆかさんの姿はかっこいいと思えました。
コロナ過においてもツアー客が来れない時にどうやったらサバンナの様子を伝えられるかと
工夫をこらしている様子は応援したくなります。
保護活動の1つでサイの密猟の話が出てきますが密猟を防ぐ手立てにモヤッとしてしまいました。
密猟がなくなることが1番よいのですが密猟も保護のための手立ても
人間の勝手でサイは迷惑だろうなと思いました。
4年生からおすすめの
ノンフィクションです。
終わりに
いかがでしたか?
今回は8月に読んだ本で3~4年生向けに3冊紹介しました。
『こうもり』
『消えた図書室』
『サバンナで野生動物を守る』
気になった本があったら手に取って読んでみてくださいね。
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