【低学年向け】絵本から読み物へ子どもが一人読みをするには?

本の紹介

~とあるお宅にて~

ママ
ママ

(そろそろ絵本から読み物を読んで欲しいのよね…。)

トラくん!今日から読み物を読みましょう!

トラオ
トラオ

(う~ん…どれ選んだらいいかわからない。)

じゃあ、この前DVDで観たハリーポッターにしよ~。

トラオ
トラオ

…なんて書いてあるかわからないよ。

読むの大変だからや~めた!

こんな風に、読み物をすすめてみてもうまく選べないことありませんか?

他にも、絵本は手に取って読むものの読み物は手に取らなかったり、読みきかせは聴くけれど読み物の一人読みはしなかったり。

でも親にとっては、絵本だけでなく読み物も読んで欲しいと思いますよね。

子どもが読み物を一人読みできるようになるには、読み物のグレードを知って本選びをしていくことが必要です。

今回は、読み物を一人読みできるようになるために必要なことを紹介していきます。

ぜひ最後までご覧ください♪

アーサー
アーサー

小学校で学校司書をしているアーサーです。

普段は学校図書館に来る子どもたちに、色々な本をおすすめしています。

★学校司書ってなに?と思った方はこちらをお読みください。

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読み物にもグレード(段階)がある

読み物と一口で言っても本によってグレード(段階)があることをしっていますか?

ママ
ママ

当たり前!知ってるよ!

という人が多いと思います。

でも子どもは知りません!

絵本にもグレードはありますが、絵があるので文章を読まなくてもなんとなく理解できます。

ですから、たくさんの絵本の中からたとえ言葉の意味が分からない絵本を選んだとしても絵を見て楽しむことができます。

ところが、読み物になってくると自分の発達段階に応じた本を本棚から探さなくてはいけません。

自分でどのくらいの本が読めるのか分かっていれば、色々なグレードの本がならんでいても探すことができますが

絵本から読み物へ移るときは、自分がどのくらいの本を読めるのか分からないので何を選んでいいか分かりません。

ですから、冒頭でトラくんが選んだように自分の知っている「ハリーポッター」を選ぶようなことが起きます。

絵本からいきなり「ハリーポッター」の一人読みは、よほどの情熱と根性がないと読み切れないです。

絵本から読み物へいくときの本の選び方

・字が大きい

・漢字にルビ(フリガナ)がふってある

・簡単な物語、やさしい読み物、幼年童話と呼ばれているもの

これらの本を最初は大人が手渡してあげましょう!

アーサー
アーサー

アーサーの場合、2年生の図書の時間に

簡単な物語をたくさん紹介しているよ!

本選びは図書館を参考に

ママ
ママ

さっそく本屋さんで本を選びましょ♪

アーサー
アーサー

ちょっと待って!

本屋さんに行く前に図書館でどんな本があるのか見てみよう。

先ほど選ぶ本のポイントを書いたので、そのまま本屋さんにいってもいいのですが本屋さんではグレード別に置かれているわけではありません。

まず図書館に行ってみましょう!

なぜかというと、図書館の子どもの本のエリア内には「やさしい もしくは かんたんなものがたり」の棚があるところが多いからです。

ここの本を参考にすると本屋さんでも選びやすくなりますよ!

ちなみに…

アーサーの利用していた地元の図書館では子どもの本の読み物は3段階に分かれていました。(かんたん、中学年程度、高学年以上)

小さい時は気付かずに、無意識に自分の読める本を選んでいたと思っていたのですが

学校司書になって本の並びに注目してみると、グレード別になっていることに気付きました。

さりげなく読める本のグレードを引き上げてもらっていたのだと知り驚きました(笑)

感謝です♪

おすすめの本 3冊

『ざわざわ森のがんこちゃん』シリーズ(7冊)と『新・ざわざわ森のがんこちゃん』(3冊)

作 末吉暁子 絵 武田美穂 出版社 講談社

以前Eテレでやっていましたが、今はNHK for schoolでも観ることができます。

テレビとリンクしているので、知っている子も多く抵抗なく読み始める子が多い本です。

★子どもにとっては知ってるから読みたいとなるので、知っていることは大事な要素です。

『アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけ』シリーズ

作 角野栄子 絵 佐々木洋子 出版社 ポプラ社

1979年から続くロングセラーです!

おばけの話だけどこわくない、かわいくてくいしんぼうでいたずら好き♪

おばけはアッチ、コッチ、ソッチと3人いてそれぞれ主人公がちがうお話しになっています。

『がまくんとかえるくん』シリーズ 他にも3冊がまくんとかえるくんの本があります

作・絵 アーノルド・ローベル 訳 三木卓 出版社 文化出版局

多くの教科書にのっている『おてがみ』はこちらの本に入っています。

1冊の本に5つのお話が入っていて1つ1つのお話は短いですが、がまくんの行動にくすっと笑えたり、やさしいかえるくんに癒されたり…。

読み終えた後に満足感がある本です。

まとめ

絵本から読み物へ一人読みできるようになるには

「ポイントを押さえた読み物」を選ぶ

選ぶ際に図書館の本を参考にする

最初は大人が手渡してあげる

この3つをやってみてください!

ただし、子どもによってはまだ絵本を楽しみたい子もいると思うので、その時は読み物を読みきかせして、一緒に楽しんでください♪

読みきかせの本が楽しいと感じたら、自分で読むようになりますよ!

アーサー
アーサー

楽しい本と出合えますように♪

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