小学校で学校司書をしているアーサーです
普段は学校図書館に来る子どもたちに色々な本をおすすめしています
★学校司書ってなに?と思った方はこちらをお読みください
今日は
長い物語の読みきかせにおすすめの本を紹介します!
画像をクリックすると絵本ナビに飛びます
もりのへなそうる
作 わたなべしげお 絵 やまわきゆりこ 出版社 福音館書店
お兄ちゃんのてつたくんと弟のみつやくん、探検をしに森にでかけました
そこで見つけたのは大きな「たまご」
次の日に行くとたまごはなく、ヘンテコなかいじゅうがいたのです!
へなそうると名前をつけ、森の中でたくさんの遊びをします
とにかく、かわいくておもしろいお話です!
「たまご」を「たがも」といったような言い間違いをするみつやくんや
ヘンテコな行動をするへなそうるにきっと笑ってしまいます
一緒に森で遊んでるような楽しくなれる本ですよ
おすすめは1.2年生!
ちいさいモモちゃん
作 松谷みよ子 絵 菊池貞雄 出版社 講談社
生まれたばかりのモモちゃんのお話しから始まり
いっしょに暮らすクロネコのねこのプーと結婚式ごっこをしたり
「あかちゃんのいえ」でのお友達のコウちゃんとお昼寝をぬけだしてライオンやカバと遊んだり…
愛らしいモモちゃんの成長を感じながら読めるお話です
この本は6巻まであるシリーズ本ですが、巻を追うごとにモモちゃんが成長していきます
1巻では生まれてから3歳までで、モモちゃんの空想が広がるかわいらしいお話です
年長さんが読むと今の自分と重なるし、低学年が読むと少し前の自分に重ねられと思います
さらに死神が出てきたり、戦争の話があったりちょっぴり怖い話もありドキドキします
子どもの時は読んでいて気付かなかったお父さんが出てこなくなった話など
大人が読むと意味が分かるものもあります
1974年の出版なので古い本ですが、子どもの成長は変わらないので今でも共感できることが多い本です
おすすめは1年生から4年生くらいまで
青い鳥文庫と講談社文庫もありますよ
中川李枝子さんの本
『ぐりとぐら』の絵本の作者さんですが、絵本以外にも長い物語を書いてます
『いやいやえん』 絵 大村百合子 出版社 福音館書店
ちゅーりっぷほいくえんに通う、元気な男の子しげるの物語
つみきでつくった船でくじらとりに行ったり、遠足で行ったお山でフルーツを食べ過ぎて大変なことになったり
しげるにハラハラさせられますが一緒に遊びたくなる本です
『おひさまはらっぱ』 絵 山脇百合子 出版社 福音館書店
主人公がお話によって変わっていき、それぞれ季節のお話が入っています
他の本ともリンクしているお話があり「いやいやえん」のチューリップほいくえんがでてきたり
あの「ぐりとぐら」もでてきますよ~
『けんたうさぎ』 絵 山脇百合子 出版社 のら書店
いたずらうさぎになったり、あべこべうさぎになったり…
お茶目なけんたうさぎの真似をしたくなります
けんたの困った行動に対しておかあさんうさぎ、おとうさんうさぎのやりとりもステキですよ
どの本も1.2年生におすすめ!
まとめ
今回紹介した本はどれも低学年の子がお話を聞いて楽しめるものです
中身はかわいらしいお話ですが、いきなり一人で読むには長い!と感じてしまうもったいない本です
ぜひ大人が読みきかせをすることで、長い本を手に取るきっかけにしてみてください♪
★3年生以上はこちらの記事を読んでみてください
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