小学校へ入学するみなさん、入学おめでとうございます!
小学校では、みなさんが入学してくるのを楽しみに待っていますよ♪
さて、入学準備はすすんでいますか?
ランドセルも筆箱も準備万端!!
でも小学校ってどんなところだろ?
ちょっと不安…。
新しい環境が始まる前って楽しみだけど不安になることありますよね。
では絵本を読んで小学校ってどんなところか知ることで、不安を減らしてみましょう。
入学準備の一つとして、子どもの心の準備を絵本でやってみませんか。
またお子さんに読むだけでなく、入学祝いに贈るのもおすすめです♪
今回は、小学校生活がわかる絵本4冊とおまけ2冊を紹介していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
ちょとだけ自己紹介。
小学校で学校司書をしているアーサーです。
普段は学校図書館に来る子どもたちに色々な本をおすすめしています。
★学校司書ってなに?と思った方はこちらをお読みください。
『しょうがっこうがだいすき』
作:うい 絵 えがらしみちこ 出版社 学研
小学校生活を楽しく送れるために2年生のういちゃんからアドバイスが書かれています。
学校でのお勉強の仕方、宿題ってこうやるんだよ、お友達の作り方はね…
などなど全部で16のアドバイスがあります。
この本のおもしろいところは、作者が大人ではなく子どもだということ!
作者のういちゃんが自分の体験を元に2年生の時に書いた絵本です。
学校生活の様子や困った時にどうしたらいいのかなど、子どもの目線で具体的に書かれているのが特徴。
アドバイスなので見開き1ページに1つのアドバイス、お話とはちょっと違う絵本です。
絵本ですが文章が多めなので
親子で一緒に読むのがおすすめです。
『1ねん1くみの1にち』
写真 川島敏生 出版社 アリス館
題名の通り1ねん1くみの1にちの様子を写真で紹介していきます。
朝、教室に子どもたちが来たところから帰りの会をしていなくなるところまでの1日の様子がわかります。
ストーリーが分かる文章や説明文はなく、先生や子どものせりふだけでページが進んでいきます。
教室では同じ場所にカメラを設置しているので、教室全体が見渡せ子どもたちがどんなことをしているのか、どう動いているのかが分かります。
休み時間の校庭で遊んでる姿や給食の時間の食べてる様子もあるのがおもしろい!
1か月の給食ぜーんぶがのってるページではどんなものが出てくるのか知れますし
なによりおいしそうです(笑)
写真の横には時計があり時間の流れも分かります。
途中に図工室、理科室の写真もありますが、最後に夜の学校も写されているところはちょっぴり怖いかも(笑)
入学して少したってから読んでも自分の教室と比べることができておもしろいですよ!
写真で学校の様子を知りたい子におすすめです!
『小学校の生活』
絵 はまのゆか 出版社 学研
さくら小学校の1年生になるけんたくん。
入学式からはじまって学校の一日の過ごし方と1年間の行事などの様子が丁寧に描かれています。
3年生から卒業式までは絵と説明で紹介しています。
絵本のお話と違って見開き1ページずつ、朝礼や体育の様子などが紹介されています。
図鑑のような感じでの本です。
大判縦型の本なので、ページの隅々まで描かれているはまのゆかさんの淡い絵が楽しめますよ!
けんたくんが成長していく様子も見ていておもしろいなと思いました。
1年生の1年間の様子を知りたい子におすすめです!
『いちねんせいのいちにち』
作 おかしゅうぞう 絵 ふじたひおこ 出版社 佼成出版社
しゅんちゃんは小学校1年生。
「いってきまーす」と友達と学校に向かい
朝の会、1時間目の算数、休み時間は友達と遊んだり午後の授業は音楽をやり…
朝から夜までのしゅんちゃんの生活を通して1年生の1日がわかる絵本です。
先に紹介した3冊とは違って、こちらは物語の絵本です。
でも作者の丘修三さんは学校の先生をやっていた人なので、学校の様子がかなり細かく書かれています。
朝の会から1.2時間目、休み時間、3.4時間目、給食、掃除の時間、午後の授業まで盛りだくさん!
子どもたちの会話の様子も本当に学校で交わされている感じの会話で、物語だけど本物に近く楽しそうに過ごしているのがわかります。
学校って楽しそうだなというのが伝わってくる絵本です。
絵本ですが文章が多めなので
親子で一緒に読むのがおすすめです。
おまけの絵本
こちらの2冊は小学校の生活が分かる本とはちがいますが、入学前のドキドキした気持ちや外国の学校の様子が分かる本です。
ぜひ読んでみてくださいね♪
『おめでとうかいぎ』
作・絵 浜田桂子 出版社 理論社
ゆうきくんが卒園しました。
その夜「小学校ってどんなところだろう」とドキドキと不安な気持ちのゆうきくんに
「今からおめでとうかいぎをします!」と通園バックが話しかけてきました。
幼稚園で使っていたモノたち、赤ちゃんの時に使ってきたモノたちがゆうきくんにお祝いとお別れをしに集まったのです。
夜にこっそりと行われた「おめでとうかいぎ」は、ゆうきくんの不安をやわらげ次に向かうための気持ちをつくってくれました。
今まで使ってきたモノたちは、ゆうきくんに思い出話をして最後にゆうきくんの成長をお祝いしてくれます。
かいぎはそこで終わりません。次にゆうきくんが使うランドセルなどのモノたちへと引継ぎまでしてくれたのです。
子どもが自分を当てはめたときに感謝と勇気がもらえる本です。
『わたしもがっこうにいきたいな』
文 アストリッド・リンドグレーン 絵 イロン・ヴィークランド 出版社 徳間書店
レーナは5歳の女の子、学校ごっこが大好きです。
ある日お兄ちゃんのペーテルが、学校に連れてってあげると言いました。
レーナもかばんを持って一緒に学校へ向かいました。学校ってどんなところなんだろう?
こちらはスウェーデンの学校の様子が分かります。
ランドセルがなく様々なバックで子どもたちがやって来るところや
教室の机の形も給食の様子だって違っていておもしろい!
始めてみるスェーデンの学校の様子を初めて学校に行くレーナと一緒に、体験していくのが楽しい絵本です。
カラフルな絵も外国らしさが出ていておしゃれで素敵ですよ。
終わりに
いかがでしたか?
今回は小学校生活がわかる絵本4冊とおまけ2冊を紹介しました。
『しょうがっこうがだいすき』
『1ねん1くみの1にち』
『小学校の生活』
『いちねんせいのいちにち』
『おめでとうかいぎ』
『わたしもがっこうにいきたいな』
ぜひ入学前に絵本を読んで心の準備もしてみてくださいね。
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