読み聞かせっていつまで
やったらいいのかしら?
子どもが字を覚えてくると、読みきかせをいつまでやったらいいのかなと考えますよね。
実は、読みきかせをいつまでやるのかを決めるのは親ではなく子どもです。
今回は、読みきかせをやめるタイミングや一人読みの違いについてお話しします。
ぜひ最後までご覧ください♪
ちょっとだけ自己紹介。
小学校で学校司書をしているアーサーです。
普段は学校図書館に来る子どもたちに、色々な本をおすすめしています。
★学校司書ってなに?と思った方はこちらをお読みください。
読みきかせをやめる時期は子どもが決める
読みきかせのスタートは早い人で赤ちゃんの時期から、多くの人は子どもが字を覚える前から始めていますよね。
では読みきかせのゴール、つまり終わりの時期はいつかというと…
「字が読めるようになったら」終わりというわけではありません。
子どもから「やめたい」と言われた時がベストです。
読みきかせは単に「字が読めない子どもに本を読みきかせる」ことだけをしてるわけではありません。
親子、もしくは読み手と聞き手が本を通してコミュニケーションを取っている時間です。
お話の世界というのは、楽しいことの他にも怖いこと不思議なことびっくりすること…たくさんの出来事が起こります。
この世界を親しい人と一緒に体験することで、本の楽しさを共有でき何よりも心が育ちます。
ですから、「字が読めるから読みきかせはおしまい」と親の方からコミュニケーションの時間を終えてしまうのはもったいないです。
いずれ、子どもたちが大きく成長したときには必ず「読みきかせ卒業」宣言がでます。
そう考えると、1冊の本をお互い楽しみながら過ごせる時間って貴重だと思いませんか?
読みきかせと一人読みはべつもの
読み聞かせを続けていたら、
一人で読まなくなるんじゃない?
子どもからの 「読みきかせ卒業」宣言 が出るまで読みきかせを続けていたら、一人で読まなくなるんじゃないかと不安になりますよね。
でも「読みきかせ」と「一人読み」は別の楽しさがあります。
「読みきかせ」は、耳で聞いて想像する、1冊の本を通して読み手と聞き手が世界を共有できる楽しさがあります。
一方の「一人読み」は、目で読んで想像する、自分のスピードで深く本の世界を楽しむことができます。
両方ともそれぞれの楽しさがあるので「一人読み」をしてほしいからという理由で、読みきかせをやめないでくださいね。
アーサーの学校でも1年生から6年生まで読みきかせをしています。
6年生は「図書の時間」が少なく、読みきかせの時間もなかなかとれないけれど
「今日は時間があるから読みきかせやるよ~!」と声をかけると
子どもたちも「やった~♪」と楽しみにしている子たちがいます。
またアーサー自身も小学校だけでなく、中学校の先生が読みきかせをしてくれて楽しかったことを覚えています。
絵本だけじゃない読みきかせ
読みきかせ=絵本というイメージが強いですが、読みきかせは絵本だけじゃありません。
物語を少しずつ読んでいくやり方もあります。
絵本とちがって「つづく」というのは、聴いている子どもたちにとって非常にワクワクします。
本によっては1章ずつ読んでいってもいいですし、時間を決めて読んでいく方法もあります。
★どんな本を選んでいいか分からないときは、こちらを参考にしてくださいね。
まとめ
今回はこの3つがポイントになります。
読みきかせをやめるタイミングは、子どもから「やめたい」と言われた時
読みきかせと一人読みは別として考える
読みきかせは、絵本以外にも長い読み物でもいい
読みきかせの時間が
楽しく続けられますように♪
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