子どもにはたくさん
本を読んで欲しいのよね。
本嫌い!
読むのめんどくさい!
子どもに本をたくさん読んで欲しいのに「読書が嫌い」「本に興味がない」…多くの親がもつ悩みです。
読書嫌いから読書好きになるには、読書をする時間を意識的につくることです。
今回は、読書が嫌いになる原因と解決方法をお話します。
ぜひ最後までご覧ください♪
ちょっとだけ自己紹介。
小学校で学校司書をしているアーサーです。
普段は学校図書館に来る子どもたちに、色々な本をおすすめしています。
★学校司書ってなに?と思った方はこちらをお読みください
読書が嫌い・苦手な原因
読書が嫌い・苦手な子どもたちは本に対してこんなことを思っています。
・おもしろくなさそう
・めんどくさい
・文章を読むのが苦手
・絵が好みでない
などなど。
今は昔とちがってアニメやゲームなど子どもが楽しめる娯楽がたくさんあります。
お手軽に楽しめる娯楽と比べて「読書」は字を読んで理解し想像するというかなり頭を使わなければならず大変なことです。
でも大変なことをしているにも関わらず、本好きな子どもたちもいます。
なぜかというと本好きな子たちは、本を読む楽しさを知っているからです。大変だと思っていないのです。
はまる本に出あえると読みたくなる
読書が好きになるきっかけは、はまる本に出あえたときです。
ただし、いつどんな本に出あえるかはわかりません。
たくさんの子どもたちと図書の時間を過ごしてきていますが、どの年齢でどんな本がはまるかは本当にわかりません。
恐竜好きな子がはまったのは『がまくんとかえるくん』シリーズでしたし
私と一緒に絵本を読んでいた4年生の子どもは、夏休み中にお母さんに買ってもらった『マジックツリーハウス』を読むようになっていました。
お父さんが子どもの頃に好きだった本が『ズッコケ三人組』ということで読み始めた子もいました。
5年生の時、授業中に紹介した本に興味を持ちそこから色々な本を読むようになった子もいます。
本を読むのが苦手な子が自分から読書を始めるには時間がかかりますし、はまる本に出あえるまで時間がかかります。
私は読みきかせや紹介した本がすぐに手に取られなくとも「心に種まきをした」と思いながら読みきかせや紹介を続けています。
家で読書の時間をつくる
はまる本にであうようにするためには、家で意識的に読書の時間をとることが大切です。
読書の時間はいつやるか何分やるかはお好みですが、悩んでしまう方は寝る前に10分からやってみましょう!
この時、大切なのは親もいっしょに読書をすることです。
親が読まないのに「本を読みなさい!」と子どもに言うのは変です。
それって、子どもからしてみれば「なんで自分ばっかり?」となりますよね。
読書は楽しいと周りの姿勢を見せることも大事です。
この時に読む本ですが読書嫌い・苦手な子の場合、最初は活字の本でなくてもいいです。
マンガや図鑑、絵本…読める本を選ばせてあげましょう。
親も読書が苦手であれば活字の本ではなくてもかまいません。
読書の時間に慣れてきたら活字の本にステップアップしてみましょう。
活字の本に切り替えるタイミングは、4月の学年が上がる時や誕生日の時がいいですよ。
「読むのがめんどくさい」子の場合は、読みきかせがおすすめです。
小学校の図書の授業では読む時間や読めない本を決めてやってます。こちらも読んでみてくださいね。
そして、できる方は読んだ本の感想を親子で話し合ってみてください。
本の感想を話し合うことで、本の世界を広げるきっかけになります。
「こんな人がでてきた」「こんなことが書いてあった」など
かんたんな感想で大丈夫!
まとめ
今回は本嫌い・苦手な子が本好きになる方法を紹介しました。
・はまる本に出あえることで本が好きになる
・親子で読書の時間をとる(10分から)
・読む本は、なんでもいい。慣れてきたら活字の本にステップアップする。
・読んだ本の感想を言うとさらによい。
読書嫌い・苦手な子が読書を楽しめるような素敵な本に出あえますように♪
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